ケアマネ試験に落ちた…落ち込んだあなたへ|施設ケアマネの再挑戦記

コラム
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こんにちは。

施設ケアマネや介護職の方への情報発信をしているカメフクです。

「ケアマネ試験に落ちた…」

今このページを開いているあなたは、きっと、つらい気持ちでいると思います。

がんばってきたのに、結果が出なかった。

職場の人に、なんて言おう。

また落ちたら、どうしよう。

その気持ち、痛いほど分かります。

実は私も、ケアマネ試験に1度落ちています。

しかも、わりと自信を持って受けて、落ちました。

この記事では、勉強法のテクニックよりも、

「落ちたあと、どんな気持ちで、どう立ち直ったのか」を、正直に書きます。

(具体的な勉強法は、別の記事にまとめています。この記事の中でも触れていきますね)

今つらいあなたが、少しでも前を向けるきっかけになればうれしいです。


この記事でわかること

  • 「自分は大丈夫」と油断して落ちた、私のリアルな失敗
  • 合格率の推移という”ワナ”(昔と今では、難しさが違います)
  • 「落ちました」と、どうしても言えなかったあのときの話
  • 落ち込みから立ち直り、翌年に合格するまで
  • 落ちても、ケアマネのキャリアは終わらないということ

まず、落ちたあなたへ伝えたいこと

最初に、これだけは言わせてください。

ケアマネ試験に落ちたのは、あなたの能力が低いからではありません。

あとで数字でお見せしますが、ケアマネ試験は今でも、受験した人のおよそ7〜8割が落ちる試験です。

がんばって受けに行った人の、その大多数が落ちている。

つまり、落ちるほうが「ふつう」なんです。

それでも落ち込むのは、あなたが本気だったからです。

本気じゃなければ、悔しくもありません。

だからまずは、その悔しさを、否定しないでください。


なぜ私は「受かるだろう」と思っていたのか

正直に振り返ると、1年目の私は、どこか楽観していました。

理由は、3つあります。

①「介護過程と似ているはず」と思っていた

当時、私が持っていた資格は、介護福祉士だけでした。

ただ、現場で介護過程の展開(アセスメント→計画→実施→評価)は、一通り経験してきました。

だから、

「ケアマネジメントのプロセスも、流れは似ているな」

と感じていたんです。

介護保険制度についても、介護福祉士の資格取得時に学習はしています。

これ自体は、間違いではありません。

でも、「流れが分かること」と「試験で問われる知識に答えられること」は、別物でした。

②先輩の合格を、自分に都合よく重ねていた

私の職場の先輩ケアマネも、基礎資格は介護福祉士でした。

同じ介護福祉士から受かった先輩が、すぐそばにいる。

先輩が「大丈夫」と言ったわけではありません。

ただ私が勝手に、

「あの先輩が受かったんだから、自分も大丈夫だろう」

と、都合よく重ねていただけでした。

③先輩が、すごく喜んでくれていた

当時、私の施設ではケアマネが先輩1人だけ。

仕事を1人で抱えて、いつも忙しそうでした。

だから、私が試験を受けると言ったとき、先輩はとても喜んでくれました。

「やっと仲間ができる」と。

その期待がうれしくて、でも、その期待が、あとで重くのしかかることになります。


合格率の推移という”ワナ”

落ちたあと、自分なりに調べて、ハッとしたことがあります。

それが、合格率の移り変わりでした。

ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)の合格率は、年によって大きく違います。

下の表は、直近10回分(第19回〜第28回)の合格率です。

それより前の流れをざっくり言うと、第1回(1998年)は44.1%と、2人に1人近くが受かる水準でした。

そこからだんだん下がり、2011年(第14回)以降は10%台の年も目立つようになっていきます。

年度合格率
第19回2016年13.1%
第20回2017年21.5%
第21回2018年10.1%
第22回2019年19.5%
第23回2020年17.7%
第24回2021年23.3%
第25回2022年19.0%
第26回2023年21.0%
第27回2024年32.1%
第28回2025年25.6%

※出典:厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況」

ここで気づいてほしいのは、昔と今では、受かりやすさがまるで違うということです。

2016年(第19回)には、13.1%まで落ち込みました。

そして2018年(第21回)は、過去最低の10.1%。

この年は受験資格の条件が変わって受験者そのものが大きく減り、合格率もぐっと下がりました。

その後は少し持ち直し、2024年には20年ぶりに30%を超えましたが、それでも近年はおおむね2〜3割です。

年によって差はありますが、受験した人の7〜8割が落ちる、という状況が続いています。

ケアマネ試験は、その年の問題の難しさに合わせて合格ライン(合格基準点)が調整されます。

だから、年によって受かりやすさが上下するんです。

私が「自分もいけるだろう」と思っていたとき、私は、

先輩が受かった頃と今とでは、受かりやすさがまるで違う——そのことに、気づいていませんでした。

実務経験は、もちろん大切です。

でも、少なくとも私が受けたときには、それだけで受かる試験ではありませんでした。


「落ちました」が、どうしても言えなかった

ここからは、いちばんつらかった話です。

試験が終わった直後。

私は自己採点をして、いやな予感がしていました。

「自己採点だと…ギリギリ、届かなかったかもしれません」

先輩「え? いやいや、ダメじゃん」「そんなに難しかった?」

「思ったより…」

先輩「でも、発表まで分からないよ」

先輩はそう言ってくれました。

でも私の中では、もう、わかっていました。

そして、合格発表の日。

「…やっぱり、ダメでした」

先輩「今年は、特に難しい年だったようね」「私のときとは、ぜんぜん違うみたいね」

先輩「……やっと仲間ができると思ったのに」

「来年も…受けます!」

「来年も受けます!」

そう言うのが、精一杯でした。

期待してくれていた先輩に、「落ちました」と伝えるのは、本当につらかった。

でも、言うしかない。

そして、もう「来年は必ず受かります」としか、言えませんでした。

この悔しさを、今これを読んでいるあなたも、味わっているかもしれません。

落ちた事実を、誰かに伝えなきゃいけない、あの気まずさ。

期待してくれた人に、申し訳ないと思う気持ち。

わかります。私もそうでした。

でも、それでいいんです。

「来年も受けます」と言えた時点で、あなたはもう、次に向かって立ち上がっています。

言葉にすることで、自分との約束になります。


その悔しさを、翌年にぶつけた

落ちた直後は、しばらく何も手につきませんでした。

でも、ずっと落ち込んではいられません。

私がやったことは、シンプルです。

  1. 悔しさを、書き出した … 何が足りなかったのか、正直にノートに書いた
  2. すぐに来年の申し込みを決めた … 迷う前に「受ける」と決めてしまう
  3. 勉強のやり方を、ゼロから見直した … 「読むだけ」をやめた

1年目の私は、テキストを読むだけで、問題をほとんど解いていませんでした。

そこを、まるごと変えました。

くわしい勉強法は別の記事にゆずりますが、ポイントだけ言うと、

「読む勉強」から「解く勉強」へ

これだけで、手応えがはっきり変わりました。

そして翌年、私は合格しました。

働きながら、1日1時間ほどの勉強で。

何をどう変えたのか、使った教材まで、こちらに全部書いています。

ケアマネ試験は独学で受かる?1度落ちた私が2ヶ月で合格した勉強法


落ちても、ケアマネのキャリアは終わらない

最後に、伝えたいことがあります。

1度落ちたくらいで、あなたのキャリアは、まったく終わりません。

1年のキャリアの差なんて、長い人生から見れば、ほんの一瞬です。

私は今、施設ケアマネとして働いています。

あのとき落ちて、悔しくて、もう一度受けて、受かった。

その回り道があったからこそ、

「自分はどこが弱かったのか」

「制度の中で、ケアマネがどんな役割なのか」

を、しっかり腹に落として理解できました。

ストレートに受かっていたら、たぶん、ここまで深くは分からなかったと思います。

落ちた経験は、ムダになりません。

むしろ、受かったあとの自分を、強くしてくれます。


よくある質問

Q. ケアマネ試験に落ちたら、受験資格は取り直しになりますか?

いいえ。

受験資格は、介護福祉士などの資格と実務経験で得るものなので、試験に落ちても失われません。

翌年また申し込めば、そのまま受験できます。

翌年に再度受験する場合は、前回の受験票などの提出を条件に、実務経験証明を省略できることがあります(扱いは都道府県によって違うので、案内でご確認を)。

「また職場に実務証明をもらうところからか・・・」と気負わなくて大丈夫です。

Q. ケアマネ試験は、何回まで受けられますか?

受験回数に、上限はありません。

何度でも挑戦できます。

私のように、2回目で合格する人もたくさんいます。

Q. 次の試験はいつですか?

ケアマネ試験は年に1回、例年10月ごろに行われます。

申し込みは初夏ごろが多いですが、日程や受験資格の細かい条件は都道府県によって異なります。

お住まいの都道府県の案内で、最新情報を必ずご確認ください。

早めに取りかかれば、働きながらでも間に合います。


まとめ|落ちた経験は、あなたの味方になる

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • ケアマネ試験は、近年でも7〜8割が落ちる試験。落ちるのは特別なことじゃない
  • 合格率は昔(40%台)と今(2〜3割)でまるで違う。実務経験だけでは受からない時代になっている
  • 「落ちました」と言うのはつらい。でも「来年も受けます」と言えたなら、もう前を向いている
  • 落ちたあとは、「読む」から「解く」へやり方を変えるのが立て直しの近道
  • 1度の不合格で、ケアマネのキャリアは終わらない

今このページを読んでいるあなたなら、きっと大丈夫です。

悔しさは、来年へのエネルギーに変えられます。

次は、具体的な勉強法の番です。

落ちた1年目から何を変えて合格できたのか、こちらにすべてまとめています。

ケアマネ試験は独学で受かる?1度落ちた私が2ヶ月で合格した勉強法

あなたの再挑戦を、心から応援しています。


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