こんにちは。施設ケアマネや介護職の方への情報発信をしているカメフクです。
「このまま、今の職場でいいのかな」
ふと、そう思ったことはありませんか。
私自身、兼務の忙しさや、施設ケアマネという立場へのモヤモヤから、「一度、外の世界を見てみよう」と、介護の転職エージェントに登録してみたことがあります。
結論から先に言うと、私は転職しませんでした。
でも、登録してみて分かったこと、気づけたことが、たくさんありました。
この記事では、
- 登録してから連絡が来るまでの、リアルな流れ
- ケアマネ・社会福祉士ならではの「身バレ」を防ぐ自衛のコツ
- 使ってみて分かった、エージェントの得意・不得意
- そして、「結局、今の職場に残った」理由
を、体験した範囲で正直にお話しします。
なぜ、転職エージェントに登録したのか
正直に言うと、理由はひとつではありませんでした。いろんなモヤモヤが、少しずつ積もっていった感じです。
- 兼務の板挟み……介護の現場が忙しいと、ケアマネの仕事が滞る。でも私の感覚では、ケアマネの書類は指導や監査でも細かく見られる。「何かあればケアマネの責任」という空気もある
- 施設ケアマネの孤立感……施設では1人か2人の配置で、相談できる相手も少ない。研修や経験談も少数派で、「施設ケアマネって、何のためにいるんだろう」と感じることもありました
- 待遇のこと……残業代や、資格手当について、思うところもありました
- 資格で広がった視野……社会福祉士を取ったことで、「働く場所は、ここだけじゃないのかもしれない」と思えるようになった
- 通勤……毎日の通勤時間も、積み重なると大きい。もったいないな、と感じることもありました
こうして、「辞めてもいいんじゃないか」という気持ちが、ときどき顔を出すようになりました。
ただ、すぐにブレーキもかかります。
「私が辞めたら、利用者さんはどうなるんだろう」
この思いがあるから、簡単には動けない。これも、施設ケアマネの本音ではないでしょうか。
そんな葛藤の中で、「まずは情報だけでも見てみよう」と、エージェントに登録してみたんです。
登録したら、まず30分の電話だった
私が登録したのは、レバウェル介護というサービスです。
登録した直後に、担当の方から電話がありました。30分ほど、じっくりと。
- 持っている資格、今の仕事の内容、これまでの経歴(介護福祉士としての研修の修了歴なども聞かれました)
- 希望する条件
最初は「売り込まれるのかな」と身構えていたのですが、担当の方の
「転職情報を“見るだけ”という方も、多いですよ」
という一言で、少し肩の力が抜けました。「今すぐ動くわけじゃなくていいんだ」と思えると、登録のハードルはぐっと下がります。
その後は、LINEで求人が届くようになりました。気になる点や「ここはちょっと違うな」と思った点を返信すると、また条件に合うものを探してくれる。そんなやりとりが、1週間ほど続きました。
ケアマネ・社会福祉士は「身バレ」しやすい。だから、自分を守るルールを決めた
ここは、同じ立場の方に、いちばん伝えたいところです。
ケアマネや社会福祉士は、地域の中で横のつながりが多い仕事です。「転職を考えているらしい」と知られると、思わぬところで気まずくなることもあります。
だから私は、最初に「これだけは渡さない」というラインを決めておきました。
- 「名前」と「具体的な勤務地域」は、教えないでほしいと、自分からお願いした
- 今の勤務先(施設名)も、伝えなかった(営業に使われるのも避けたかったので)。聞かれても、応じませんでした
担当の方も、それで問題なく進めてくれました(※これは私の場合の対応です。サービスや担当者によって、運用は違うかもしれません)。
エージェントは、情報がないと動きにくい面もあります。でも、「ここだけは渡さない」を自分で決めておくと、安心して使えます。
使って分かった、エージェントの「得意」と「不得意」
あくまで、私が体験した範囲での話です。
得意そうだと感じたこと
- 求人の“量”は多い印象(介護福祉士・社会福祉士・ケアマネの資格があれば、たくさん紹介してもらえます)
- 都会や遠方、知らない土地で探すときは、強そう
- 給料の交渉もしてくれるとのこと(※担当の方の話で、私自身は交渉まで進んでいません)
不得意かも、と感じたこと
- 担当の方は遠方(都市部)の拠点で、私の地元の“土地勘”——施設ごとの役割や、地域の連携の事情までは、さすがに把握しきれない様子でした(担当してくれた方や担当エリアによって、違うと思います)
- たとえば、こちらは車での通勤が当たり前の地域なのに、「駅から電車で◯分」といった都市部の感覚で紹介されることもありました。通勤の距離感が、少しかみ合わないな、と感じる場面です
- 近場で探すなら、自分の足で集めた情報のほうが、詳しいこともあるかもしれません
※「非公開の求人もある」とも聞きました。仕組みとしてはあるようですが、私自身が確認できたわけではないので、参考までに。
結局、私は「今の職場に残る」ことにした
いろいろ見比べて、私が出した答えは、「転職しない」でした。
理由はシンプルです。
給料も、休日も、福利厚生も、具体的に見比べてみると、「今の職場、そんなに悪くないかも」と思えたからです。
モヤモヤしていたときは、隣の芝生が青く見えていました。でも、条件を並べて比べると、見え方が変わったんです。
それに、給料や休日のように、数字で見える条件だけではありません。「この先も、腰を据えて長く働ける」という安心感——今の職場が持つ、その“安定”の価値に、外を見て初めて気づきました。
特に、守るべき家族がいると、その重みは大きくなります。子どものこと、配偶者のこと、そしてこれから介護が必要になるかもしれない親のこと——そうしたことを考えると、「今は、安定を選んでおくことが必要な時期なのかもしれない」と、改めて思いました。
そして何より、「自分が、ほかの事業所からどう見えるのか」「自分の経験には、どれくらいの価値があるのか」が分かったのは、大きな収穫でした。
不思議なもので、外を見たことで、「ここに残る」という今の選択に、自分で納得できたんです。
もちろん、無理を続ける必要はないと思います。私の場合は、比べた上で「今は残る」を選んだ、というだけのことです。
まとめ:迷っているなら、「見るだけ」でもいい
最後に、振り返っておきます。
- 兼務の板挟み、施設ケアマネの孤立、待遇——モヤモヤの理由は、人それぞれ
- でも、外を見てみると、「今の職場の価値」も、客観的に分かる
- 転職しても、しなくても、“比べてみた”という経験は、自分の判断の土台になる
私は登録して、結局残りました。でも、「一度ちゃんと比べられた」ことに、後悔はありません。
「辞めるか、残るか」で頭がいっぱいになっているなら、まずは情報だけでも見てみると、気持ちが整理されるかもしれません。
私が登録したのは、こちらのサービスです。
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